こんにちは。ウミガメです。
とても人気が高く、入手も困難なゼインアーツのテント・・・
最近ではやっと生産も追いついてきているようです。
そんな魅力的なゼインアーツのテントにTC素材のテントが追加されました!
TC素材が追加されたモデルは「GIGI-1」と「ZEKU-M」の2種類ですね。
私もですが、TC素材が好きで「ゼインアーツのTC素材のテントを待ち望んでいました!」という方も少なくないのではないでしょうか?
私もゼインアーツのテントが欲しいと思いながら中々買えず、TCが出たタイミングでやっと購入することができました。
本記事ではそんな人気のゼインアーツのテントから「GIGI-1 TC」をレビューしていきたいと思います!
ゼインアーツ「GIGI-1 TC」の特徴・おすすめポイント
特徴的なデザイン
ギギ‐1TCの購入を検討されている方は、その特徴的なデザインが気に入って欲しくなったという方がほとんどではないでしょうか?
フルクローズした状態のシルエットも、跳ね上げした時の左右非対称な見た目もカッコいいですよね!
ゼインアーツ公式HPより引用
もちろんこの記事を書いている私もギギ‐1のデザインが好きになり購入しましたが、実際に使ってもとてもカッコよく、その使いやすさも相まってさらに好きになってしまいました。
絶妙なサイズ感
テントのサイズ感は実際に使用してみないと分かりづらいですよね・・・
私も購入する時はかなり悩んで購入しました。
というのも、私の場合は家族でのキャンプも視野に入れていたからです。
ギギ‐1は基本的には2人くらいの少人数での使用を前提に考えられています。
ただ、面積としては結構広い。
私は3人子供が居ますが、全員未就学児とまだ小さいので行けるんじゃないか・・・と考えました(笑)
実際に使用してみると大き目のインナーをカンガルースタイルで入れ込み、半分を寝室、もう半分を全室という風に使用することができました!
多少無理やりではありますが、カッコよさと使用感を両立してくれてとても満足しています。
とは言え余裕を持って使用するなら
泊まりキャンプ:大人1~3人
デイキャンプ:大人1~4人
くらいの人数を目安に考えて頂ければ良いかと思います。
空間面積を向上
前項でも少し触れましたが、接地面積に対して空間面積がかなり広いです。
理由は左右のエクステンションポール。
一般的なワンポールテントに比べかなり空間面積が広くなり、デッドスペースもかなり減っているので荷物などを置く場合も端の方まで使用することができます。
ゼインアーツ公式HPより引用
イスなどに座る場合もかなり端の方に座ることもできますし、自転車などの高さのあるものを置いたりラックを置いたりも問題なくできます。
かなり自由度の高いテントとなっていますね!
前後面のドアパネルを開口・跳ね上げできる
ギギ‐1はドアパネルが前面と後面に2つあります。
どちらのドアパネルも同じように開けることができ、もちろんどちらも跳ね上げる事が可能です。
私の場合は両面とも跳ね上げというのはほとんどやることはありませんが、タープに近いような使用ができるので大人数でのバーベキューなどでも使用できそうですね。
ゼインアーツ公式HPより引用
両面が同じように開くのは設営の際にも便利です。
一応ベンチレーションが付いている方が前面にはなっている(?)ようですが、見た目的にはあまり変わらないので細かく気にしなければどちらに立てても好きな方を開くことができます。
「こっちが前だった・・・」とわざわざ立て直す必要がなくて楽ですね!
設営・撤収が簡単
ギギ‐1はかなり設営・撤収が簡単なテントだと感じます。
私は今まで
・ドーム型の2ルーム(大型・中型)
・パップテント
・ワンポール(ギギ‐1を含む2種類)
を所有して実際に使用してきましたが、その中でもギギ‐1は飛びぬけて設営撤収が簡単です。
もちろん時間もかかりません。
設営撤収の時に「難しい作業が無い」と言い換えても良いですね。
特に強く感じるのが撤収作業。
前面と後面がキレイに重なるので、あとは生地の繋ぎ目にそって折り紙のように折りたたんでいくだけで1人でも簡単に撤収できます。
私はテント設営自体は好きなんですが、撤収は・・・(笑)
他にも私のように撤収はあまり好きじゃない、なんなら設営も好きじゃないという方も多いと思います。
設営撤収が楽なのはとても良いですよね!
TC素材でオールシーズンに
ギギ‐1は元々ポリエステル素材を使用したものが発売されました。
当初からかなりの人気で、中々手に入れる事が出来なかった人も多いと思います。
そんな中、2023年9月に発売されたのがGIGI-1 TCです。
実は私もゼインアーツのテントが欲しいと思いつつ、中々手に入れる事ができていませんでした。
そのタイミングでTCバージョンの発売という事で、元々TC素材が好きだったこともありそちらに飛びつきました(笑)
TC素材というのは「ポリコットン」の略でポリエステル(テトロン)の頭文字「T」とコットンの頭文字「C」を取って「TC」と呼んでいます。
TC素材の特徴を簡単に説明すると
メリットとしては
- 燃えにくい
- 遮光性が高い
- 通気性・保湿性に優れている
- 吸湿性が良い(結露した水分を吸ってくれる)
デメリットとしては
- 汚れが付きやすい
- カビが生えやすい
という特徴があります。
夏場は遮光性や通気性の面で気持ちよく使用でき、冬場は焚き火にも強く室内の温度を程よくキープしてくれるので1年を通して使用することができます。
(ゼインアーツ公式では秋冬での使用をメインに考えられているようです)
もちろん重量が重くなるなどのデメリットもありますが、使い方に気を付けていればデメリットは気にならなくなってくるようなポイントが多いですね。
上部・サイド部のベンチレーター
テントの前面上部と両サイド部の合計3か所にはベンチレーターがあります。
上の画像は上部のベンチレーター。
ワンポールテントで上部にベンチレーターがあるものは結構見かけますが、サイド部にあるものとなるとだいぶ数が減りますよね。
サイドにベンチレーターがあることで、夏場は風の通り道になりますし、冬場はテント内の換気を効率よく行うことができます。
コチラはサイド部のベンチレーターです。
ストーブなどを使用する場合は一酸化炭素も気になりますが、温められた空気が上部ベンチレーターから抜ける→サイドから新しい空気が入る、という風に循環してくれます。
※テント内でストーブ等を使用する時は一酸化炭素チェッカーを使用するなど最大限注意しましょう
TCの素材と相まって、より一年中気持ちよく使用できるテントとなっていますね!
テント下部にスカート付き
ポリエステルのモデルからTCモデルになる際に、変更になったところがいくつかあります。
その中でも一番注目度の高いポイントが全周にスカートが付いたことです。
TCタイプは秋冬での使用をメインに考えられているようで、隙間風や雪などが吹きこんでこないようにスカートを追加されています。
秋冬メインでキャンプされる方には嬉しい変更点ですね!
また、跳ね上げた姿が特徴のギギ‐1ですが、スカート部分から跳ね上げることができるのでペラペラと暖簾のようにならずかっこいい姿で跳ね上げることが可能です。
本体のTC素材と違い、スカートは100%ポリエステルとなっています。
地面に接するので汚れ対策のようですね。
トリプルスライダー
開口部のファスナーもTCタイプでは変更されています。
従来のポリエステルモデルではダブルスライダーだったのが、TCではトリプルスライダーに!
これは秋冬の使用がメインという事で、薪ストーブをインストールしやすくするためではないでしょうか?(※テント内での火器の使用はメーカーは推奨していません)
スライダーが3つ付いていることで好きな場所だけを開けることができ、煙突穴として使用することが可能です。
燃えにくいTC素材ではありますが、そのまま使用するのは危ないので煙突ガードなどは使用しましょう。ちなみにファスナーカバーがポリエステルになっているので、そこは特に注意した方が良さそうです。
ゼインアーツ「GIGI-1 TC」のデメリット・注意点
重量が重い
まずデメリットとして挙げられるのが重量です。
TC素材になり風合いや遮光性などが良くなった半面、重量はかなり増しています。
総重量は9キロ。
ポリエステルのモデルに比べ2倍と、かなりの重量増です。
女性でも持ち運びはできる重さではありますが、長い距離を運ぶのはかなり大変ですね。
キャンプ場によっては駐車場からサイトが遠い所もありますし、そういった場合は運ぶ方法は考えておいた方が良さそうです。
雨に弱い
TC素材になったことにより、雨には弱くなってしまいました。
TC素材というのは前述したとおり、吸湿性が高い素材です。
ある程度の雨ならコットンが水を含んで膨張し、雨を通りづらくしてくれます。
しかしその水を含んだ状態で強い風や雨にさらされると、室内に霧のように水が舞ったりすることもあります。
濡れた後のことを考えてもポリエステルのモデルなら叩いたりすることでかなりの水分が落ちてくれますが、TCだと水分を吸ってしまっているため乾燥までに時間が掛かります。
濡れたまま持ち帰り、別日に乾燥させるという場合でも、水分を含んでいるので重量がかなり重くなってしまいます。
TCモデルとポリエステルモデルでどちらを買うか悩んでいる方はそのあたりも頭に入れておきましょう!
ガイロープが細い
これは私だけかもしれませんが、ガイロープは細いように感じました。
元々私が使っていたテントがどれも6mm程度のガイロープだったので特にそう感じただけかもしれません・・・
ギギ-1TCに付属しているガイロープは4mmとなっており、細めのものとなっています。
使用する分にはもちろん問題ないのですが、設営や撤収する時に細くて手に食い込むような感覚を覚えます。
私と同じように気になる方は太めのロープに変えても良いかもしれませんね。
跳ね上げポールが付属しない
ギギ-1TCには跳ね上げのポールは付属しておらず、跳ね上げたい方は別で用意する必要があります。
私も含め、ギギ‐1TCに興味がある方は跳ね上げをした姿に惹かれている方が多いと思います。
片側分(前面分)だけでも跳ね上げ用のポールが付いていたら嬉しかったですね!
ただ、ギギ‐1TCは価格も抑えめとなっているので仕方ないところかと思います。
跳ね上げポールは他のテントのポールを流用したりもできますし、購入する場合でもそこまで費用が掛かるものでもありません。
素直に別で揃えましょう(笑)
ちなみにポールは150cm程度と190cm程度のものが1本ずつ(片面のみの場合)あればきれいなシルエットで跳ね上げることができます。参考までに。
ペグが付属しない
ギギ‐1にはペグが付属していません。
跳ね上げポール同様、別で揃える必要があります。
必要な本数は最低で8本(片面跳ね上げる場合10本)です。
正直ペグはキャンプを続けていけば購入するものですし、すでに持っているという方も多いと思います。
純正ペグが入っていたとしてもすぐ折れてしまうようなものだと結局購入が必要ですし、そういうペグが入っているテントも多いですよね。
初めてのテントとしてギギ‐1を購入する方にはペグが入っていた方が良いかもしれませんが、逆に割り切ってペグ無しにしているゼインアーツには好感が持てます。
ペグは頑丈で使いやすいものを別で購入しましょう(笑)
ゼインアーツ「GIGI-1 TC」のサイズ・仕様
ゼインアーツ公式HPより引用
ギギ‐1 TCのサイズは
横幅500mm×奥行400mm×高さ220mm
となっています。
同メーカーの人気テント「ZEKU-M」とのサイズの比較です。
どちらを購入するか悩んでいる方が居れば少しでも参考にしていただければと思います。
各素材やサイズなどは下記画像を確認ください。
ゼインアーツ公式HPより引用
ゼインアーツ「GIGI-1 TC」の実際の使用イメージ
私が実際に使用した時の写真です。
あまり上手にレイアウトできていないかもしれませんが、参考になればと思います。
私のようにレイアウトが苦手な人でも、テント自体がとてもかっこいいのでカバーしてくれます(笑)
ゼインアーツ「GIGI-1 TC」のレビューまとめ
本記事ではゼインアーツの人気テント「ギギ‐1TC」を紹介しました。
私自身、前から欲しかったテントでもあり、TC素材という事で飛びついてしまいました(笑)
実際に使ってみるとそのカッコよさはもちろん、設営撤収の楽さがとても良く、お気に入りのテントになりました!
(最近ではこればっかり使っています笑)
かなり細かいところまでこだわって作られているのが伝わってきますし、他に類を見ない形状で満足感も高いです。
ポリエステルタイプとTCタイプが併売されていますが、スカートの有無や単純な質感、重量やご自身がキャンプを行う時期などを考えたうえで選んで頂ければと思います!
少しでも皆さんのテント選びの参考になれば嬉しいです!
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